2026.10.09
テレアポで受付から担当者につながらないのはなぜ?法人営業で見直したい5つのポイント
「営業先に電話しても、受付で止まってしまう」「担当者をお願いしているのに、誰につなぐべきか分からないと言われる」。法人向けのテレアポで、このような悩みはありませんか。
担当者につながらないときは、営業先との適合性、電話窓口、用件の伝え方などを確認する必要があります。
特に見直したいのが、受付の方が、誰に関係するどのような用件なのかを判断できる説明になっているかという点です。
この記事では、一般企業、学校・大学、自治体などへの電話営業で、受付から担当者につながらないときに見直したい5つのポイントを解説します。
この記事は、こんな方におすすめです
- 電話をしても、担当者と話す機会を作れない方
- 受付での説明やトークスクリプトを見直したい方
- 営業リストの担当部署が適切か確認したい方
- テレアポを外注しているが、改善箇所が分からない方
1.担当者の指定が曖昧になっていないか
「ご担当者様をお願いします」と伝えても、何の担当者を求めているのか分からなければ、受付の方は取り次ぎ先を判断できません。
担当者名が分からない場合は、自社サービスに関係する業務を具体的に伝えましょう。
- 「人事の方」よりも「新入社員研修の企画をご担当されている方」
- 「システムの担当者」よりも「拠点間の業務情報の管理をご担当されている方」
- 「先生」よりも「探究学習をご担当されている先生」
ただし、部署名や役割分担は組織によって異なります。想定した部署が正しいとは限らないため、事前に公式サイトの組織情報や問い合わせ案内を確認してください。
適切な担当が分からないときは、部署を決めつけず、関係する業務を伝えて窓口を確認します。
窓口を確認するときの例
「社員研修のご案内でお電話しております。研修の企画や外部サービスの検討は、どちらの部署でご担当されていますでしょうか。」
なお、同じ業務に関係するサービスでも、利用部門と契約を判断する部門が異なる場合があります。最初の電話では、提案内容を確認できる窓口を探し、検討が進む段階で関係者を確認しましょう。
2.用件が抽象的になっていないか
「業務効率化のご提案です」「教育サービスのご案内です」という説明は、幅が広く、どの業務に関係するかが伝わりにくい場合があります。
受付で伝える用件は、商品名だけでなく、何を支援するサービスなのかまで簡潔に説明します。
- 「人材サービス」→「新入社員向けの営業研修」
- 「教育サービス」→「探究学習の成果発表を支援するサービス」
- 「業務管理サービス」→「複数店舗の報告業務をまとめるサービス」
相手の取り組みを事前に確認している場合は、連絡した理由を添えることもできます。
連絡した理由を添える例
「ホームページで探究学習の発表活動を拝見し、関連する成果発表支援サービスをご案内したく、お電話いたしました。」
ここで伝えるのは、実際に確認できた内容です。公開情報から「業務に困っているはず」と断定したり、まだない関係性を示したりしないようにしましょう。
営業目的を正確に伝えたうえで、相手の業務との接点を明確にすることが大切です。
3.受付で説明しすぎていないか
担当者につながりたいあまり、受付で機能、実績、料金などを一度に説明していませんか。
詳しい説明が長く続くと、取り次ぎ先を判断するための用件が分かりにくくなることがあります。
まずは、次の4つを短く整理しましょう。
- 会社名:どこの会社からの電話か
- 氏名:誰が連絡しているか
- 用件:何に関する案内や相談か
- 相談先:どの業務の担当者と話したいか
最初の伝え方の例
「お忙しいところ失礼いたします。株式会社〇〇の△△と申します。新入社員向けの営業研修のご案内でお電話しました。研修の企画をご担当されている方に、お取り次ぎいただくことは可能でしょうか。」
詳しい内容を聞かれたら、質問に合わせて説明します。最初からすべてを話すより、相手が確認したい情報に答える形で進めましょう。
また、聞き取りやすい速さで話し、相手の返答を待つことも大切です。スクリプトは一方的に読み上げる文章ではなく、会話を進めるための準備として使います。
4.不在と営業のお断りを区別しているか
担当者につながらなかった場合も、その状況はさまざまです。
「担当者が不在」「担当部署が違う」「営業電話を受け付けていない」では、次に取るべき対応が変わります。
| 確認できた状況 | 次の対応 |
|---|---|
| 担当者が不在 | 差し支えない範囲で、かけ直しやすい時間帯を確認する |
| 担当部署が違う | 用件を整理し、適切な窓口を確認する |
| 窓口の用途が違う | 公式案内を確認し、用件に合う連絡先を探す |
| 指定の連絡方法を案内された | 案内された方法と用途に沿って対応する |
| 営業連絡を断られた | 内容を記録し、追加連絡を控える |
つながらなかった理由が分からない場合は、「理由未確認」として残します。相手の言葉以上のことを推測で記録しないようにしてください。
すべてを「受付NG」とまとめるより、確認できた状況を分けて管理するほうが、営業先やスクリプトの改善に使いやすくなります。
5.次の連絡方法を確認しているか
担当者が不在の場合、同じ時間帯に繰り返し電話をしても、状況が変わらないことがあります。
再連絡が可能な場合は、相手の負担にならない範囲で、連絡しやすい時間帯や方法を確認します。
不在の場合
「承知いたしました。差し支えなければ、改めてお電話する際に、ご都合のよい時間帯はございますでしょうか。」
資料送付を案内された場合
「ありがとうございます。ご案内資料は、どちらの窓口へお送りするのがよろしいでしょうか。」
資料送付を案内された場合も、担当者が内容に関心を持ったとは限りません。受付で案内された送付先なのか、担当者本人からの依頼なのかを区別して記録しましょう。
資料送付後のフォローについても、案内された方針や相手の了承に沿って進めます。連絡方法が分かったことを、アポイント獲得と同じ成果として扱わないことが大切です。
受付で使える用件の伝え方の例
以下は、用件を整理するための例です。実際のサービス内容と、相手の組織体制に合わせて調整してください。
一般企業:社員研修の提案
「株式会社〇〇の△△と申します。新入社員向けの営業研修をご案内したく、お電話いたしました。社員研修の企画をご担当されている方に、お取り次ぎいただくことは可能でしょうか。」
学校:探究学習に関する提案
「株式会社〇〇の△△と申します。探究学習の成果発表を支援するサービスのご案内でお電話しました。探究学習をご担当されている先生に、お取り次ぎいただくことは可能でしょうか。」
大学:海外研修に関する提案
「株式会社〇〇の△△と申します。学生向けの海外研修プログラムのご案内でお電話いたしました。海外研修や留学支援をご担当されている部署に、ご相談できればと思っております。」
自治体:職員研修に関する提案
「株式会社〇〇の△△と申します。職員向け研修サービスのご案内でお電話しました。職員研修の企画をご担当されている部署に、お取り次ぎいただくことは可能でしょうか。」
自治体などで部署の直通番号が公開されている場合は、業務内容と番号の用途を確認したうえで、該当する窓口に連絡します。
いずれの例でも、会社名と用件を明確にし、相手から質問された場合に具体的な内容を説明できるよう準備しておきましょう。
担当者につながらない原因の整理方法
改善するときは、架電件数だけでなく、担当者と話すまでの状況を分けて確認します。
- 電話自体がつながらない:番号の正確さ、窓口、案内されている受付時間を確認する
- 取り次ぎ先が分からないと言われる:担当業務と用件の伝え方を見直す
- 担当者の不在が続く:案内された時間帯や連絡方法を反映する
- 営業連絡を断られる:対象から除外し、別の営業先の条件を検討する
- 担当者につながっても関連がないと言われる:ターゲットや部署の仮説を見直す
特定の企業への繰り返しの電話と、複数企業への電話は分けて集計すると、少数の営業先の状況に結果が偏っていないか確認できます。
説明を変更するときは、変更前後の期間、対象企業、件数なども記録しましょう。少数の結果だけで「この言い方なら必ずつながる」と判断せず、会話内容も合わせて振り返ります。
架電前のチェックリスト
- 連絡先の正確さと、窓口の用途を確認している
- 自社サービスに関係する担当業務を整理している
- その企業・学校に連絡する理由がある
- 会社名・氏名・用件を短く説明できる
- 過去の連絡履歴や、連絡を控える案内を確認している
- 会話結果と次の対応を記録できる状態になっている
営業リストの見直しについては、こちらの記事でも解説しています。
営業リストはどう作る?法人営業で成果につなげるターゲット選定と精度を高める5つのポイント
学校営業の担当窓口については、こちらもご覧ください。
学校営業は誰に電話すべき?サービス別の担当部署と窓口の探し方を解説
営業先と伝え方を、一緒に見直す
受付から担当者につながらない原因は、話し方だけにあるとは限りません。
営業先が自社サービスに合っているか、連絡先は適切か、担当業務が明確か、用件が伝わるか。これらを合わせて確認する必要があります。
また、担当者につながった後に、相手の状況を伺い、関係する提案へ進める準備も大切です。担当者との接点を、内容のある会話と次の検討につなげる視点を持ちましょう。
株式会社Liansでは、一般企業、学校・大学、教育委員会・自治体などへの新規開拓を支援しています。営業先の選定、担当部署の整理、トークスクリプト設計、アポイント獲得、商談、継続フォローまで、課題に応じた支援内容をご提案します。
「受付で止まることが多い」「今のスクリプトが適切か分からない」「架電結果をどう改善につなげるべきか悩んでいる」。まずは現在の営業先と会話内容を整理するところから、ご相談ください。
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