2026.9.28
展示会後のフォローを営業代行へ依頼するメリットとは?支援内容・費用・選び方を解説
展示会で数百枚の名刺を獲得しても、会期後のフォローが遅れれば、商談につながる可能性は徐々に下がっていきます。
しかし、展示会終了後は、通常業務に加えて問い合わせ対応、名刺のデータ入力、資料送付などが重なり、営業担当者だけでは十分に対応できないことがあります。
- 名刺は集まったが、誰から連絡すればよいか分からない
- お礼メールは送ったものの、その後の電話フォローができていない
- 展示会担当者と営業担当者の間で、会場での情報を引き継げていない
- 営業担当者が通常業務に追われ、名刺がそのままになっている
このような場合は、展示会後のフォローを営業代行会社へ依頼する方法があります。
ただし、名刺リストへ一斉に電話をかけるだけでは、展示会で得た接点を十分に生かせません。会場での会話、相手の関心、課題、検討時期などを整理し、商談候補と継続フォロー先を分けて対応する必要があります。
この記事では、展示会後の営業フォローを外注できる範囲、依頼するメリット、費用の考え方、営業代行会社を選ぶポイントについて解説します。
先に読みたい方へ
展示会後に、誰へ・いつ・何を伝えるべきかを知りたい方は、先に「展示会で集めた名刺を商談につなげるには?会期後の営業フォローの進め方」をご覧ください。
展示会後のフォローが社内で止まりやすい理由
展示会期間中は、ブース運営や来場者対応に集中します。しかし、会期が終了すると担当者は通常業務へ戻り、問い合わせ対応や社内報告、経費精算なども重なります。
その結果、「落ち着いたら連絡しよう」と考えているうちに時間が経過し、相手の記憶が薄れてしまうことがあります。
また、名刺に会社名と連絡先しか残っていなければ、営業担当者は次の電話で何を話せばよいか判断できません。展示会で話した内容が共有されていないと、相手にとっては通常の新規営業電話と変わらなくなってしまいます。
展示会後によく起こる課題
- 獲得した名刺の優先順位を決められない
- 会場での会話内容が記録されていない
- 全員へ同じお礼メールを送って終わっている
- 営業担当者ごとにフォロー方法が異なる
- 電話をかける時間や人員を確保できない
- フォロー結果を記録する管理表がない
- 長期的な見込み先が放置されている
獲得した名刺の枚数が多いほど、会期前からフォロー体制を決めておくことが重要です。
展示会後の営業代行で依頼できる業務
展示会後の営業代行では、電話によるアポイント獲得だけでなく、リードの整理から継続フォローまで依頼できる場合があります。
| 業務 | 主な内容 |
|---|---|
| 名刺・リード情報の整理 | 会社名、担当者、業種、役職、会話内容などを整理する |
| 見込み度の分類 | 商談候補、継続フォロー、情報収集などに分ける |
| スクリプト作成 | 展示会での会話を起点にした電話内容を設計する |
| メール・資料送付 | 関心内容に合わせてお礼メールや資料を送付する |
| 電話フォロー | 現状、課題、検討時期、関係者などを確認する |
| 商談日程の調整 | 条件に合う見込み先へ商談を提案し、日程を確定する |
| 見込み管理 | 再連絡時期や検討状況を管理表へ記録する |
| 分析・改善提案 | 反応の良い業種や訴求、商談化しない理由を分析する |
依頼する際は、単に「何件電話するか」だけでなく、どのような条件の相手を商談対象とするのか、商談にならない見込み先をどのように管理するのかまで決めておくことが大切です。
展示会後のフォローを営業代行へ依頼する5つのメリット
1.会期後すぐにフォローを開始できる
会期前にリストの共有方法、スクリプト、商談条件などを決めておけば、展示会終了後の早い段階から連絡を始められます。
相手が展示会や会話内容を覚えているうちに連絡することで、自然に会話を再開しやすくなります。
2.見込み度に応じて対応を変えられる
展示会の来場者が、全員すぐに商談を希望しているわけではありません。
具体的な課題と検討時期がある相手には商談を提案し、情報収集段階の相手には資料を送り、適切な時期に再連絡します。相手の状況に応じて対応を変えることで、無理な商談打診を減らせます。
3.社内の営業担当者を商談へ集中させられる
初回の状況確認、資料送付、再連絡、日程調整を外部へ任せることで、社内の営業担当者は、具体的な商談や提案書の作成へ時間を使えます。
4.フォロー結果を数値化できる
架電数だけでなく、接続率、担当者到達率、資料送付数、商談数、継続フォロー数、見送り理由などを記録します。
どの段階で止まっているかが分かれば、リスト、訴求内容、スクリプト、商談条件などを改善できます。
5.次回の展示会へ改善内容を反映できる
会期後の反応を分析すると、商談になりやすい業種や役職、反応の良かった訴求、見送りになった理由が分かります。
その結果を、次回出展する展示会の選定、ブースでの声かけ、ヒアリング項目、配布資料などへ反映できます。
社内対応と営業代行の違い
| 比較項目 | 社内で対応 | 営業代行へ依頼 |
|---|---|---|
| 開始時期 | 通常業務の状況に左右されやすい | 事前準備により早期に開始しやすい |
| 対応件数 | 担当者の工数に依存する | 必要な稼働時間を確保しやすい |
| 対応内容 | 担当者ごとに異なりやすい | 共通スクリプトで標準化できる |
| 記録 | 個人管理になりやすい | 統一した管理表へ記録できる |
| 改善 | 感覚的な振り返りになりやすい | 数値と反応をもとに改善できる |
営業代行へ依頼すれば必ず成果が出るわけではありません。商品理解や会場での情報共有が不足していると、相手に合った会話ができない可能性があります。
自社と営業代行会社の役割を明確にし、情報を共有しながら改善できる体制をつくることが重要です。
展示会後のフォロー代行が向いている企業
- 獲得した名刺が多く、社内だけでは連絡しきれない
- 展示会後の電話フォローを行う人員が不足している
- 営業担当者を具体的な商談へ集中させたい
- 毎回多くの名刺を獲得するが、商談数が増えていない
- 名刺やリードの管理方法が決まっていない
- 学校・自治体など、検討期間が長い市場へ営業している
- 展示会を継続的な新規開拓施策として活用したい
営業代行へ依頼する前に準備したい情報
展示会後のフォローをスムーズに進めるため、可能な範囲で次の情報を整理します。
- 展示会名と開催日
- 出展目的と目標
- 獲得した名刺・リード数
- 会場で記録した会話内容
- 紹介した商品・サービス
- 優先して営業したい業種や役職
- 商談対象とする条件
- 送付する営業資料
- 社内営業担当者が対応できる日時
- フォロー結果を管理する方法
すべての情報がそろっていなくても、名刺情報、アンケート回答、会場担当者の記憶などから優先順位を整理できる場合があります。
展示会フォロー代行の費用は何で決まるか
展示会後のフォロー代行費用は、リード数だけでなく、依頼する業務範囲やフォロー期間によって変わります。
- フォローするリードの件数
- 電話・メールなどの対応方法
- 名刺情報の整理や入力作業の有無
- ターゲット分析やスクリプト作成の有無
- 資料送付や商談日程調整の有無
- 継続フォローを行う期間
- レポートや定例会の頻度
- 商材やターゲット市場に必要な専門性
料金体系には、稼働時間に応じた時間制、月額固定型、アポイントなどの成果に応じた成果報酬型、複数を組み合わせた複合型などがあります。
費用だけで比較するのではなく、事前設計、記録、分析、改善まで支援範囲に含まれているかを確認しましょう。
展示会フォローを依頼する営業代行会社の選び方
1.架電前の設計から対応できるか
対象者の分類、商談条件、質問項目、スクリプトを整理せずに電話を始めても、相手の状況を正しく把握できません。
2.展示会での会話をフォローへ反映できるか
展示会名、会場で関心を示した内容、約束した次の行動を会話の起点にできるか確認します。
3.商談にならない見込み先も管理できるか
今すぐ商談にならない相手の中にも、将来の見込み先が含まれます。再連絡の時期や条件を記録できる体制が必要です。
4.商材とターゲット市場を理解できるか
一般企業、学校、自治体、医療・介護施設など、営業先によって意思決定の流れは異なります。対象市場に合わせて質問やフォロー時期を設計できるかが重要です。
5.次回の展示会へ改善提案できるか
アポイント件数の報告だけでなく、反応の良かった業種、担当者の声、商談化しない理由などを整理できれば、次回の展示会施策も改善できます。
学校・自治体向け商材では中長期のフォローが重要
学校、教育委員会、自治体、保育施設向けの商材では、展示会で担当者が関心を持っても、すぐに導入が決まるとは限りません。
次年度予算の検討時期、現在利用しているサービスの契約期間、管理職や関係部署への説明、入札や見積合わせの必要性などによって、提案の進め方が変わります。
そのため、展示会後の電話で商談日程を決めることだけを目標にせず、次の情報も確認することが大切です。
- 現在どのような方法で取り組んでいるか
- 今後見直したい課題があるか
- 予算や事業を検討する時期はいつか
- 導入の判断に誰が関わるか
- 次にどのような情報が必要か
短期的な商談候補だけでなく、翌年度や契約更新時に検討できる相手を継続的に管理することで、展示会で得た接点を無駄にしにくくなります。
まとめ|展示会は会期後の営業設計までが重要
展示会後の営業代行は、獲得した名刺へ一斉に電話をかけるだけのサービスではありません。
会場での会話や相手の関心を整理し、商談候補、継続フォロー先、情報収集層に分け、それぞれに合った対応を行うことが重要です。
株式会社Liansでは、展示会で獲得したリードの整理、トークスクリプトの作成、電話・メールによるフォロー、アポイント獲得、継続的な見込み管理まで支援しています。
特に学校、教育委員会、自治体、保育施設向けの商材では、予算や意思決定の時期も踏まえて営業活動を設計します。
※支援内容や費用は、リード数、対象市場、業務範囲、実施期間などによって異なります。まずは現在の状況を確認したうえで、必要な支援内容をご提案します。