2026.9.09
学校営業で「資料を送ってください」と言われたら?商談につなげるフォローの進め方
学校へ電話をすると、「まずは資料を送ってください」と言われる。メールで資料を送っても返信がなく、そのままになってしまう。
教育サービスや学校向けシステムの営業で、こうした状況に悩んでいませんか。
資料送付は、学校との接点をつくる一つの機会です。その接点を次の対話につなげるには、先生の状況を理解し、検討しやすい情報を届けることが大切です。
この記事では、資料送付を依頼されたときの受け答えから、送付メール、再連絡、見込み管理まで、学校営業で使える具体例を紹介します。
1.「資料を送ってください」の背景を考える
同じ言葉でも、先生が資料を求める理由はさまざまです。
| 先生の状況 | 次に行うこと |
|---|---|
| 関心はあるが、今は話す時間がない | 資料を送り、都合のよい連絡時期を確認する |
| まず概要を知りたい | 対象・活用場面・費用の目安を簡潔に伝える |
| 他の先生や管理職に共有したい | 校内で説明しやすい要約資料を用意する |
| 今すぐ検討する予定はない | 再連絡の希望を確認し、時期が合う場合に情報提供する |
資料送付の了承だけで、導入意欲が高いと判断しないことが大切です。一方、返信がないという理由だけで、関心がないと決めつけることも避けましょう。
相手の言葉から分かったことと、まだ分かっていないことを分けて記録すると、次の対応を考えやすくなります。
2.送付前の質問は、相手に余裕があるときに一つだけ
資料送付を依頼されたら、まず了承を伝えます。先生にお時間がありそうなら、資料を選ぶための質問を一つ添えてみましょう。
例えば、探究学習のサービスなら、次のような聞き方ができます。
「ありがとうございます。資料をお送りいたします。差し支えなければ、先生のご関心に合う内容をお送りしたいので、現在の探究学習で気になっている点を一つだけ伺ってもよろしいでしょうか。」
ここで「振り返りの指導に時間がかかっている」と分かれば、その課題に関係するページを案内できます。
一方、「今は時間がない」と言われている場合は、質問を重ねず、送付先の確認など必要なやり取りを短く済ませます。
「承知いたしました。まずは資料をお送りいたします。改めてご連絡しても差し支えなければ、ご都合のよい時期をメールでお知らせいただけますと幸いです。」
先生の授業や校務を妨げずに、必要な情報を受け取っていただく。その配慮も、学校営業の大切な部分です。
3.資料送付メールでは「見るポイント」を案内する
メールに資料を添付して、「ご確認ください」とだけ書くと、受け取った先生が自校に関係する情報を探す必要があります。
本文には、電話のお礼に加えて、今回お送りする理由と、特に見ていただきたい箇所を添えましょう。
次の文面は、電話で探究学習の振り返りについて伺えた場合の例です。
件名:探究学習の振り返りに関する資料のご送付/株式会社○○
○○高等学校 ○○先生
お世話になっております。株式会社○○の○○です。
本日はお忙しい中、お電話にご対応いただき、ありがとうございました。お話にございました「生徒の振り返りをどのように支援するか」という点に関連する資料をお送りいたします。
特に、○ページの「授業での活用例」をご覧いただけますと、利用場面をイメージしていただきやすいかと存じます。ご関心に合う内容でしたら、現在のお取り組みを伺いながら、貴校での活用方法を短時間でご相談できれば幸いです。
ご確認は、お手すきの際で差し支えございません。何卒よろしくお願いいたします。
課題を伺えていない場合は、「お話にございました」と書かず、実際の会話に合わせて調整します。ページ番号や活用例も、添付する資料と一致させましょう。
また、校内共有を想定する場合には、対象学年、授業での使い方、先生に必要な準備、費用などを簡潔にまとめた資料が役立ちます。先生が他の方へ説明するときに必要な情報をそろえることがポイントです。
4.再連絡では、検討を進めるための情報を届ける
送付後に連絡する際は、相手と合意した時期・方法を優先します。再連絡の約束がない場合は、まずメールで希望を確認するなど、負担の少ない進め方を考えましょう。
「資料は見ていただけましたか?」という確認だけでは、まだ読めていない先生に返答の負担をかけてしまうことがあります。
電話が可能な場合は、最初に今お話しできるかを確認し、連絡の目的を短く伝えます。
「先日、探究学習に関する資料をお送りした株式会社○○の○○です。今、1分ほどよろしいでしょうか。資料はまだご覧いただいていなくても大丈夫です。先生がお話しくださった振り返りの指導について、補足できればと思いご連絡いたしました。」
そのうえで、先生の関心に合わせて次の一歩を相談します。
- 活用方法を知りたい場合は、授業での使い方を説明する機会を設ける。
- 校内共有が必要な場合は、共有用の要約資料を送る。
- 費用が気になる場合は、対象人数や利用範囲を確認して概算を提示する。
- 検討時期が先の場合は、再連絡してよい時期を確認する。
例えば、授業での使い方に関心があるなら、次のように案内できます。
「先生の授業に合うかをご判断いただけるよう、実際の活用方法を15分ほどでご説明することも可能です。ご希望はございますか。」
面談を提案するときは、所要時間と内容を明確にします。短時間と案内した場合は、その時間内に収める準備も必要です。
今のように9月から営業活動を進める場合も、一律の日数で追いかけるより、各校の行事や試験、ご担当の先生の予定を確認しておくと、連絡時期を相談しやすくなります。
明確に案内不要と伝えられた場合は、その意思を尊重し、連絡を止めましょう。
5.「資料送付済み」の先まで管理する
営業リストの対応結果を「資料送付済み」だけにすると、次に何をすればよいかが分からなくなります。
最低限、次の情報を残しておきましょう。
- 学校名・担当者名・担当業務
- 先生から伺った関心や課題
- 送付日と送った資料
- 再連絡の可否・希望時期・連絡方法
- 次に行うこと
記録例は、「探究担当の先生。振り返りの指導に関心。活用例を送付。学校行事終了後のメール連絡を了承。次回は授業での運用方法を案内」のように、対応が分かる形にします。
分からなかった項目は、推測で埋めずに「未確認」と記載します。
営業活動を振り返るときも、資料送付件数に加えて、再連絡の了承が得られた件数や、その後の対話・商談につながった件数を確認しましょう。どの段階で進まなくなっているのかが分かれば、トークや資料を具体的に改善できます。
学校営業の進め方にお悩みの企業様へ
学校営業では、先生の状況に合った情報を届け、次に進める条件を一緒に整理することが大切です。
「資料は送れているが、商談につながらない」「誰に、いつ、どのように再連絡すればよいか分からない」という場合は、送付前の会話、メールの内容、送付後の対応を見直してみてください。
株式会社Liansでは、学校・大学・教育委員会向けの営業支援として、ターゲット選定、営業資料・トークスクリプトの設計、新規開拓、商談支援などに対応しています。支援内容はこちら
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